2010年5月1日土曜日

イラストを輝かせる方法 - Music Maker


o ご参考動画。イラストを輝かせる表現の使用例(to_dk。Music Maker (1)で作成)
   + 輝きの表現 = 1:00あたりから
   + 爆発の表現 = 1:10あたりから
アレンジャー
イラストを複数トラックに置く事で、次の表現を行う事が出来ます。

o 輝きの表現
o 爆発の表現
o 燃える表現

映像編集ツールの専用エフェクトと比較して、イラストの雰囲気を損ねない利点があります。


**** 原理
o Music Makerでは、同じイラストを複数トラックに並べると、輝度が上がります。
   + つまり、色を重ね合わせると、重ね合わせた色が明るくなります。
   + 白黒から離れた、原色に近いイラストを使うのがコツです。

o この原理を応用すると、輝きの表現など、光に関する表現の幅が広がります。


**** 適用例
** 輝きの表現 (ご参考動画の 1:00あたりから)
o 赤系のイラストの上のトラックに、青系のイラストを透明度右下がりに入れました。
   + 「目で識別できるかできないか」位の透明度から始めます。
   + 透明度が低すぎると光らない。視覚のぎりぎりの線を狙います。

** 爆発の表現(ご参考動画の 1:10あたりから)
o 赤系の同じイラストを3トラック並べました。
o そして、音に合わせてそれぞれ透明度を右上りに変化させました。
o 各トラックの透明度は、別々のタイミングで変化させると、それっぽくなります。
   + 呪文中に徐々に炎が強くなって、爆発直前にぐぐぐっと上げる感じにしました。

o 爆発させるなら、爆発後用に、セピア色のイラストも用意すると、それっぽくなります。
   + 爆発後の透明度は、爆発の程度に合わせて右下がりにします。

o 原色よりも白黒に近いイラストの場合は、この手法は使えません。
   + 輝度というよりは明度が上がる感じになりました。(ご参考動画の 2:08あたりから。)

** 燃える表現(今回、採用はしませんでした。)
o 青系ではなくて、赤系のイラストに動きをつけると、自然に近い「めらめら」感。
o 「目で識別出来るか出来ないか」位の薄い透明度から変化させます。
o この表現にはコツがあります。
   + 「目で識別出来るか出来ないか」位の薄い透明度の範囲で、透明度とイラストの位置を同時に変化させます。


**** メモ
o 長所 = イラストに込められた感情が壊れ難いです。
o 短所 = 現実に燃える様な表現には向いていません。
o 動きについては、色々試して、良いものを選びます。
   + スクロールや、拡大縮小、別のイラストを重ねるなど。


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関連ページ:
    ▼アレンジャー
    ▼映像素材を並べる
    ▼Music Maker
    ▼制作メモ
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    映像の印象を、切り替えタイミングで強調する
    トラックの意味。前景と背景