2011年1月3日月曜日

他製品との連携 - FL STUDIO

FL STUDIO
o VST / VSTi プラグイン
VSTi(= 楽器)プラグインをFL STUDIOの楽器として使用する
(VSTのエフェクトプラグインは、ミキサーから使います。手順は VSTi と同じです。)

o Music Maker連携
Music MakerのMIDI EditorからFL STUDIOの楽器を使う

o Domino連携
DominoからFL STUDIOのクラブ系音源を使う
DominoのポートA 16トラックに、FL STUDIOの16音色を割り当てる
FL STUDIOからMIDI Yokeの接続を切る

o EZdrummer
EZdrummerのフレーズ(=演奏パターン)をFL STUDIOに貼り付ける
FL STUDIOで、EZdrummerの音色だけを使う
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o FL STUDIOは、プラグインを呼び出す事も出来ますし、自分自身がVSTiプラグインになる事も出来ます。
o ですので、他の作曲ツールから FL STUDIOの楽器を使う事も出来ます。


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関連ページ:
    ▼FL STUDIO
    ▼曲や動画を作る
    ▼制作メモ
    > ▼FL STUDIOのサポートを受ける

フェードと立ち絵の使い方。ゲーム紹介動画の演出例 - Music Maker


ご参考。ゲーム「彼女達の流儀」(2006年発売)の紹介動画(on YouTube)
動画の演出方法について考える
これは、YouTubeで見つけた、ゲーム「彼女達の流儀」の紹介動画です。
今回の注目点は、「若干速いテンポに対する、立ち絵とフェードを使った画面切り替え」について。


**** 主な見所
o 立ち絵の動かし方
o 立ち絵の動かす時の、フェードの使い方
o 直線の使い方


** 立ち絵の動かし方
o 4つのパターンを使っています。曲の区切りで演出を変えますので、最後まで新鮮に写ります。
    + 拡大
    + 縮小
    + 移動
    + 一瞬で表示
o Music Makerにおける配置と動きに関する操作手順は
    + 「映像の表示位置を調節する
    + 「画像素材に動きをつける

** 立ち絵の動かす時の、フェードの使い方(映像を時間差で重ね合わせる)
o フェードアウトの多段重ねとフェード無しを、映像の意味によって切り替えています。
    + 軽いクロスフェードで、映像のつなぎを滑らかに。
    + フェードアウトの多段重ねで、映像を柔らかく変化させます。
    + フェード無しは、個々に主張する時、
    + 拡大を伴う大きなフェードは、大きく変化する画面へのつなぎに使っています。
o Music Makerにおけるフェードに関する説明と操作手順は、
    + 「フェードイン、フェードアウトさせる
o Music Makerでフェードの多段重ねを行う為の知識は、
    + 「映像の重ね方を変える。MODE
    + 「立ち絵を重ねる。透明色と、はめ込み

** 直線の使い方
o ただ直線を伸ばすのではありません。
o 周辺の文字演出が直線の動きに呼応して、直線の動きを理性的に見せています。
    + 直線の付近は、横に動く演出
    + 直線から離れると、横、もしくは縦方向に動く演出
o Music Maker 1, 2で実現するとしたら、おそらく、オートメーションとアルファ機能の併用です。
    + オートメーションの使い方
    + Alphaの用途と使い方。アルファチャンネル - Music Maker 1, 2専用
    + 上の演出を完全には再現出来ませんが、「文字や画像の変形、光の演出、3D的な動き」以外は、同じような演出を行う事が出来ます。
    + といっても、この手順は、それなりに手間がかかります。現実的には、手間がかかる演出は他の制作ツールに任せて、Music Makerでは組み合わせるだけにする方法が、おすすめです。


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関連ページ:
    ▼動画の演出方法について考える
    ▼Music Makerで動画を作る
    ▼Music Maker
    ▼制作メモ
    > 黄金比 = 西洋に伝わる美しい比率
    白銀比 = 日本に伝わる美しい比率

変数 ERRORLEVEL = コマンドの戻り値 - Windowsのコマンドプロンプト(bat,cmd)

Windowsコマンド。制御文と環境変数
○Windows XP
変数 ERRORLEVEL には、直前に実行したコマンドやプログラムの戻り値が入っています。
但し、コマンドによっては、成功時に値を更新しないものがあります。(例えば、ECHO コマンド)

o 擬似的な環境変数です。環境変数 ERRORLEVEL に値が入っていると、その値を表示します。


**** 書式
--------
%errorlevel%
もしくは
if [not] %errorlevel% 演算子 比較する数字 実行するコマンド
もしくは
if [not] errorlevel 比較する数字 実行するコマンド
--------

o コマンド名やキーワードは、大文字小文字のどちらでも大丈夫です。
o 演算子 = 「==」や「EQU」などがあります。詳しくは、「IF = 条件に一致したら実行する
o 比較する数字 = 整数の値をそのまま書きます。(「393」や「-393」)
o 実行するコマンド = 詳しい書き方は、「IF = 条件に一致したら実行する

(変数として使う時)
--------
%errorlevel%
--------

o 通常は整数値が入っています。
    + 負の値になる可能性もあります。(= プログラムから負の値を返す事が出来ました。)
    + 文字列が入るのは、「set errorlevel=ミクさん」のように書いてしまった時です。
    + 「set errorlevel=」とすると、元の状態に戻ります。

(IF 文で使う時。その1)
--------
if [not] %errorlevel% 演算子 比較する数字 実行するコマンド
--------

o 演算子に「==」を使う時は、「"」で括る書き方も出来ます。
    + 信頼性は、どちらも同じです。
    + 理由は、変数 ERRORLEVELには、必ず値が入るからです。
o 変数 ERRORLEVEL の大小判定が必要な時は、通常「"」を付けません。
    + 「"」で括ると文字列として比較します。「"13"」よちも「"3"」の方が大きくなります。
o 正常終了を検知をしたい時は、通常 ==0(= 「=」を2つ並べます)を使います。
o(= この点は動作確認が必要です。「全てのプログラムが、正常終了時に必ず 0 を返す」とは限りません。)

(IF 文で使う時。その2)
--------
if [not] errorlevel 比較する数字 実行するコマンド
--------

o この書き方の場合、比較する数字「以上」になっていると真です。
    + 出来るだけ古いパソコンにも対応させたい時は、こちらの書き方が良いみたいです。

** (半)自動化時のエラー判定方法について
o 呼び出すプログラムによって、エラーの判定方法は変わります。それに合わせて適切な書き方を選びます。
o 例えば、プログラムから -1などの負の値を返す事も、技術的には可能です。
o また、「正常終了でも異常終了でも 0 を返す」ERRORLEVELが使えないプログラムも存在します。
    + この場合は、エラーメッセージやログファイルなど、判定出来る材料を探します。
    + そして、ファイルの有無や特定文字列の検索などで、エラー判定を行います。


**** 使用例
--------
echo エラーコードは、%errorlevel%でした。

if %errorlevel%==393 echo ミクさん、おはようございます。
if not errorlevel 393 echo ミクさんはお昼寝中です。
(この書き方の場合、「393以上ではない」 = 「392以下」の意味になります。)
--------



**** 機能
o コマンドの戻り値を返します。
o コマンドをまだ呼び出していない時、ERRORLEVEL の値は 0 になっています。
o コマンドを連続実行して、途中でエラーになった時、最後のコマンドが ERRORLEVEL を設定するかどうかは、コマンドによって異なります。
    + ERRORLEVEL を上書きするとは限りません。
    + 例えば ECHO コマンドは、成功時に値を設定しませんでした。
o コマンド拡張機能を無効にすると、この値は未定義状態になります。
o 擬似的な環境変数です。環境変数 ERRORLEVEL に値が入っていると、環境変数 ERRORLEVEL の値を取得します。

o ERRORLEVEL の値を元に戻したい時は、次のようにします。
--------
set errorlevel=
--------

    + ERRORLEVEL の値を設定しないのが、ポイントです。
    + なお、ERRORLEVEL に値を設定すると、コマンドの戻り値は ERRORLEVEL に反映されなくなります。

o ERRORLEVEL の値を 0 にしたい時は、次の2つの方法があります。
    + 値が 0 になるコマンドを発行する
    + プログラムを呼び出す。お手軽なのは、「cmd /c exit 0」
o 「set errorlevel=0」のように直接代入してしまうと、ERRORLEVEL の値が固定化されますので、使えません。


**** メモ
o 「等しい」と書く時は、「%」を忘れないように気を付けます。
    + 「if %errorlevel%==393」 は「393 と等しい」
    + 「if errorlevel==393」は「393 以上」の意味になります。(= Windows XPの場合)
        + この構文はエラーになりませんので、書く時に気を付けます。


**** 確認したバージョン
o Windows XP Service Pack 3


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関連ページ:
    ▼Windowsコマンド。制御文と環境変数▼ABC順
    ▼Windowsコマンド一覧▼ABC順
    ▼コマンドプロンプト画面
    ▼制作メモ
    > 変数 CD = カレントディレクトリ = 現在の場所
    変数 DATE = 現在の日付
    変数 TIME = 現在の時刻
(2011年8月7日追加。書式欄にて演算子の誘導リンクと、メモ欄)
(2011年2月19日変更。書式欄にて、エラー判定の説明見直し)
(2011年2月6日変更。タイトルを%付きに。設定例は>NUL不要。コマンド拡張機能無効時の動きを追加)
(2011年1月30日追加。細かい説明)

FL STUDIOで、EZdrummerの音色だけを使う方法 - EZdrummer

作曲ツールから呼び出す
FL STUDIO - 他製品との連携
○FL9.1
EZdrummerは、FL STUDIOのチャンネルウインドウ上で、普通のシンセサイザーとして使う事も出来ます。

o チャンネルウインドウ上の楽器名ボタンに「ezdrummer」を指定します。
o EZdrummerの貼り付け機能を使いたい時は、「EZdrummerのフレーズ(=演奏パターン)をFL STUDIOに貼り付ける

**** 手順
o EZdrummerは、VSTiプラグインです。
o 楽器名ボタンにEZdrummerを設定する手順は、「VSTi(= 楽器)プラグインをFL STUDIOの楽器として使用する
    + FL STUDIO上での楽器名は、小文字の「ezdrummer」になっています。
o EZdrummerの設定変更をする時は、EZdrummer画面で行います。
    + 通常は、楽器名ボタンを1, 2回押すと出てきます。EZdrummer画面が出てこない時は、「チャンネルウインドウから、シンセサイザーの設定画面を表示する方法
    + EZdrummer画面が出てきたら、読み込みが終わるまで待ちます。
    + 必要に応じてドラムを変更したりします。EZdrummerの画面を閉じる事も出来ます。
o 後は、おもむろにピアノロールを開いて打ち込む事も出来ます。ステップを叩く事も出来ます。
    + ピアノロールの開き方は「FL STUDIOで音階入力する方法(= ピアノロールの開き方)


**** メモ
o EZdrummerの読み込みが終わると、EZdrummerの画面を閉じる事が出来ます。
   + 後で設定を変更したくなった時は、もう一度楽器名ボタンを押します。
o 音色が変わる鍵盤の範囲は、POP/ROCK の場合、C2のやや上からC7辺りです。
   + 範囲内でも、同じ音が鳴る鍵盤もあります。
   + 範囲外で変わる音もありますが、他の音と重なっているような気がします。
o EZdrummerの拡張ライブラリを購入した方は、ドラムの種類を切り替える事が出来ます。
   + 上の「POP / ROCK」という表示をクリックします。


**** 確認したバージョン
o EZdrummer Version 1.2.1 + FL STUDIO 9 Producer Edition   Version 9.1.0 (Signature Bundle)


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関連ページ:
    ▼EZdrummer - 作曲ツールから呼び出す
    ▼FL STUDIO - 他製品との連携
    ▼EZdrummer
    ▼制作メモ
    > EZdrummer用のドラムマップファイルを入手する(Cubase / Logic / Soner)
    > FL Chan公式画像素材の配布場所
    EZdrummerのフレーズ(=演奏パターン)をFL STUDIOに貼り付ける
    FL STUDIO - VSTi(= 楽器)プラグインをFL STUDIOの楽器として使用する

Maximus プラグインで、曲全体の音量(音圧)を簡単に底上げする方法 - FL STUDIO


ご参考。Imege Line社のMaximus説明動画(英語です on YouTube)
ミキサー
○FL9.1
FL STUDIO付属のプラグイン Maximusには、曲の中の比較的小さな音を大きくする機能があります。
ミキサーのマスターに追加するだけで、全体の音量(音圧)を底上げしてくれます。

o 綺麗な音のまま底上げしようと思ったら、各トラック毎に調整したり、細かい設定が必要になります。
o また、このプラグインに満足出来ない時は、コンプレッサー系のVSTプラグインを探して使います。


**** 手順
o ミキサーを開きます
o 左端にある、縦長の「Master」(マスター)欄をクリックします。
o 右の欄の左側にある▼ボタンをクリックして、「Maximus」を追加します。
o プリセットを選択したい時は、「Maximus」画面の左上端にある▼印をクリックして「Presets」
    + 音声を大きくする以外にも、色々なプリセットがあります。
o 後は、お好みに応じて設定変更


**** メモ
o Maximusの機能は、音を大きくするだけではありません。
o ディエッサーなどのプリセットがあるように、特定の領域だけ変化させる事が出来ます。
    + ヘルプの説明によると、マルチバンド(周波数の低、中、高)コンプレッサーみたいです。
o 左上のグラフは、マウスで操作する事が出来ます。
    + ポイントを増やしたい時は、曲線上のポイントが無い所を右クリック。
    + ポイントを減らしたい時は、ポイントの上を右クリックして「Delete」。
    + ポイントの移動は、ポイントをクリックしてドラッグ(= クリックしたままマウスを移動)。
o 左上のグラフは、横軸が入力(db)、縦軸が出力(db)。
    + 例えば、0dbのリミッターとして使いたい時は、横軸の 0db以降を縦軸の 0dbに合わせます。

o Maximus の代わりに、VSTプラグインを探してきて使う方法もあります。
o 音を大きくしたい時の検索キーワードは、「マキシマイザー VST」「リミッター VST」辺り。


**** 確認したバージョン
o FL STUDIO 9 Producer Edition   Version 9.1.0 (Signature Bundle)


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関連ページ:
    ▼ミキサー(= Mixer)
    ▼FL STUDIO
    ▼制作メモ
    > Edison プラグインで、WAVファイルからピアノロール(= MIDI)に変換する
    Wave Candy プラグイン = 現在鳴っている音の波形を視覚的に確認する
    Fruity Balance プラグイン = エフェクトを通す途中で音量や定位を変更する
    +
    Hardcore プラグインで、音色を工場系(インダストリアル)に変える
(2012年5月8日追加。導入文の補足説明)
(2011年1月3日追加。関連動画とVSTプラグインの説明)